投資戦略アップデート(20180206)[特別] ブラックマンデーに似た下落パターン

投稿日時 2018-2-6 10:33:43 | トピック: 投資戦略アップデート





昨夜の米国株は大幅続落し、SP500指数で4.1%の下げ。

特に材料はなく、金利上昇から高値警戒感で強まったものと考えます。

金融・ヘルスケア・資本財・エネルギーなどが下げを主導。

通貨はリスクオフの円高。ドルは円以外に対して上昇しました。



今回の下落パターンは、ブラックマンデーに似ています。

「金利上昇を無視して株を買っていたが、気付くとイールドスプレッドが下がっていた」

「そこでいったん株を利食い、債券に逃げた」というものです。

「金利との比較で株価の水準訂正はある」と書きましたが、想像以上に激しい下げとなりました。

(イールドスプレッドに関してはしばらくコメントしていなかったので、近々リリースの月次レポートにて説明します)



実のところイールドスプレッドは2.5%程度であり、2003-07年の新興国・コモディティバブルの2%より低いです。

ましてやマイナスが当たり前だったドットコムバブルには遠く及びません。

バブル期の状態を基準に考えるべきではないのかもしれませんが、「これで終わり。あとは下げるだけ」というレベルではないような気がしています。



新興国やNASDAQが相対的に下げていないのも、あまり悲観的にならない要因のひとつ。

ドットコムバブル時には新興国や日本の金融機関が連鎖危機に陥ったため、世界中が引き締めどころではありませんでした。

それがバブルを加速させる「燃料」となったのです。

今回の下げで米国の金融引き締めはスローダウンし、日銀・ECBは量的緩和の出口の話さえできなくなったと思います。

FRBのコメント次第では、株価が一気に戻る可能性も否定できません。



ただ、これまであらゆるリスクを無視して買ってきたことも事実。

初めての急落に肝を冷やし、投げ売りする人も出て来るかもしれません。

仮想通貨の下落は一部銘柄を除いて株式にはほとんど影響しないと考えますが、そう思わない人もいるでしょう。

心理的に冷え込めばリスクオフの円高が進み、株価の上値をしばらく抑えることになります。



米株ロング継続。

ただし何かを売ってネットロングを一時的に少し減らすことはありえます。





(終)








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