（バックデートになってしまってすみません。今後は投資戦略アップデートもニュースとして残して行きます）





仮想通貨に深入りしてもしょうがないのですが、私の「妖怪アンテナ」が反応しっぱなしなので書きます。



約600億円分の仮想通貨を「外部ハッキングされた」という
コインチェックさんが、対応策を発表しました。

合計5億2300万XEMを保有していた約26万人の顧客に対し、日本円にして約460億円を返済するとのこと。
約8割の返金率ということになります。
http://corporate.coincheck.com/2018/01/28/30.html

この発表を受け、今朝から仮想通貨は急上昇しています。

「さすがコインチェック」だとか、「仮想通貨の安全性が証明された」とか、バラ色の未来が語られています。
http://sekai-kabuka.com/bitcoin.html



しかし多くの人が指摘しているように、多くの疑問が残ります。

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1. 原資がどこにあるのか。自己資本があるなら慌てる必要なかったはず

2. 業者ってそんなに儲かるのか。いくら何でも信じられん。

3. カネがあるならセキュリティ強化しろ

4. 業者登録を通っていない → 会社資産と顧客資産が分別されていない → 顧客からの預かり資産を流用する気か

5. 資金流出を防ぐための時間稼ぎではないか
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いろいろ不自然すぎて、典型的な「手口」に見えてしまうのです。



すると、 金融庁が釘を刺して来ました。

今回の場合は「預かっている顧客資産を補償に使うなよ！絶対使うなよ！」という意味だと思います。

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金融庁、コインチェックに業務改善命令へ　仮想通貨流出で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26244400Y8A120C1000000/
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一方、コインチェック側は

「出す…!　出すが…　まだその時と場所の指定まではしていない」

と、利根川さんのようなことを言い出しています。

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コインチェック広報担当者「補償の時期は見通し立たず」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180128/k10011305921000.html
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利根川さん名ゼリフ
http://archive.fo/PtqG2#selection-77.0-77.27
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クスッと笑ってしまったのは読売の記事。

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流出被害、金融庁が「コインチェック」処分へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180128-OYT1T50008.html

"一方、警視庁は外部からのハッキングも視野に、不正アクセス禁止法違反などの容疑で捜査に着手する方針だ。"
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外部からのハッキング「も」って、それじゃあまるで捜査の本命は内部であるかのような…。

いや、みんな思ってるのかもしれないですけど。

決めつけはいかんですな。決めつけは。



コインチェックも日本の会社であり、被害者はほとんど日本人に見えます。

しかし裏では「国際色豊かな組織」が糸を引いているような気がします。

この事件に限らず、最近の詐欺は「国際色豊かな背景」が透けて見えるんですよね。

マスメディアがさんざん「協力」して被害を拡げるため、そう見えてしまうのかもしれません。

まあこれも、決めつけはいかんですな。決めつけは。



（終）